2020/10/21 13:52
細菌とは ―
光学顕微鏡で見ることができ、肉眼では見ることはできない小さな生物です。
一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれています。
細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。
一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。
人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。
人に病気をもたらすことがある細菌としては、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。
ウイルスとは―
電子顕微鏡で見ることができ細菌の50分の1程度の大きさです。とても小さく、自分で細胞を持ちません。
タンパク質の外殻と内部遺伝子を持っただけの単純な構造の微生物です。他の細胞に入り込んで生きていきます。
人の体にウイルスが侵入すると、人の細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、
細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、
ウイルスは増殖していきます。
人に病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、 ノロウイルスなどが知られています。
風邪はさまざまなウイルスが原因となります。